半分、青い。第8週5話

ヒシモトさんの過去








秋風はつくし食堂に置いてある漫画に目をつける。
「手塚治、かじわらいっき」
王道の漫画家を読んで育ったことを知る。
それは父親が好きで読んでいた漫画だった。

ヒシモトから秋風がガンで死に支度をしていると聞かされ、秋風の病気を治すために考えを巡らせた。
裕子とボクテと3人でお金を出し合いがん治療の本を買おうとする。
しかし、本を買うより図書館に行った方が早いのではないかとボクテが提案する。
今の時代と違って図書館で調べるのは当たり前だった。

鈴愛は秘書のヒシモトさんの過去が気になり始める。
ボクテがヒシモトさんは男っ気なく御茶ノ水女子大を卒業し、大手出版社の散英社に入社。
しかし、あの性格とメルヘン過ぎるファッションで男性たちに引かれてしまった。
その後、27歳の時に妻子持ちの編集長と不倫になり、出世のために手のひらを返されてそのころ担当していた中堅漫画家の秋風の秘書になったという。

東京のオフィスに戻った秋風はヒシモトに再発を心配された。
秋風は再発したとは言わず、自分が死んでも作品は残る、弟子をとったのも技術を残したいからだと話す。

和子は秋風のために漢方薬を送ろうとしていた。
律がティンカーベルを訪ね、鈴愛を外に呼び出そうとする。
すると、鈴愛が秋風の病気のことをべらべらと大声で話しはじめ、
律は激怒。
「プライバシーの侵害だ」


ヒシモトは秋風が病院に行っていないのではないかと思った。
ケチな秋風は領収書を必ずもらうのにもらっていなかった。
「再発したって思いこんでいるだけなんじゃないですか?」


【感想】

ヒシモトさんって冷静で淡々としていて不倫するようには見えないですけど。27歳の時の性格は今と違っていたのかなーと思いました。
ボクテが国会図書館で調べた方が早いのではと言っていて、ひと昔前はインターネットが普及していなくて図書館で調べるのは一般的でしたけど、今はネットがあって簡単に調べ物ができます。
鈴愛が秋風先生の病気のことをべらべら大声で話すのはデリカシーにかけていますね。
律がプライバシーの侵害だといったのはその通りだと感じました。